ごあいさつ
       
    宮城県小児科医会会長 奥村 秀定  
 
 

 東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。早いものであれから9年6カ月が経過致しました。震災復興も徐々に進んできてはおりますが被災地域の状況はまだまだ充分とはいえません。今後とも宜しくご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 さて、令和元年12月8日最初の患者報告があった新型コロナウイルス感染症は世界中に拡大し、誰もが予想していなかったパンデミックが起こってしまいました。日本では令和2年1月15日神奈川県で日本第1例の患者が発生し、令和2年9月現在日本の患者数は約7万5千人、死亡者1400人を超えました。
 宮城県内では、3月26日、塩釜保健所管内で最初の患者発生がみられ、その後新型コロナウイルス感染者は拡大し9月12日時点で310人になりました。
 宮城県小児科医会と宮城県医師会は、県民に対する適切な情報の提供及び広報強化、医療現場におけるサージカルマスク等のPPE の確保、帰国者・接触者外来の拡充、PCR検査体制の強化、入院病床確保等について宮城県や関連機関と協力し総力をあげて県内感染拡大阻止に取り組んでいくことになりました。
 宮城県内では4月半ばに保育所を含む2か所でクラスターが発生し感染が拡大しフェーズが変わったため、新たに設置された「宮城県調整本部」で重症度を判断し、入院調整を行うことになりました。軽症者は自宅療養又は宿泊施設等への入所、中等症患者は感染症指定医療機関+入院協力医療機関で対応し、重症者は人工呼吸管理・ECMO治療可能な病院に振り分けることになりました。「宮城県調整本部」に小児COVID-19対策チームをコーディネーターとして派遣し、小児患者の対応にあたることになりました。
 PCR検査は当初すべて行政検査で、対応能力は1日40件程度でしたがその後検査体制を拡充し、現在は宮城県全体では1日約360件程度まで可能となりました。入院体制もセカンドステージで50床、サードステージで99床用意し感染拡大に備えることになりました。唾液によるPCR検査・抗原検査・新型インフルエンザ抗原簡易キッド等が認められ、約15分〜30分以内に結果判定ができるようになりました。検査体制が整い宮城県内の医療機関でも行政検査の委託契約を締結することにより、新型コロナウイルスPCR検査および抗原検査を保険で実施することが可能となりました。
 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い大変な状況が続いておりますが、皆さんと一緒にこの難局に全力を挙げて取り組んで参りますので宜しくお願い申し上げます。




 
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