ごあいさつ
       
    宮城県小児科医会会長 板野 正敬  
 
 

  このたび、宮城県小児科医会会長に就任した板野です。まだまだ力不足ですが、会員の皆様とともに会務を遂行していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 以下に今後の方針を示します。
1.コロナ禍での小児医療体制を守る。
 宮城県小児科医会では、感染症対策委員会を中心に、県内で小児のコロナウイルス感染者が報告される前から県内小児医療機関と連携し、小児患者への対応を協議しています。そして、コロナ禍での小児医療体制を守るため、東北大学小児科の協力のもとMiyagi Pediatric COVID-19 team を立ち上げ、毎月オンラインミーティングを開催し、大学、病院勤務医、開業医で情報を共有しています。まだまだ小児患者も多く発生している状況です。引き続き検討を重ね、より良い患者フォローの流れを作っていきたいと思います。
2.会員へのタイムリーな情報提供と生涯学習機会の確保に努める。
 小児科医会には多くの役割がありますが、会員へ必要な情報を必要時に届けることと、生涯学習の機会を提供することは、とても重要だと考えています。その手段として医会のメーリングリストを活用していきたいと思います。また、コロナ禍の現在では会場での講演会が困難な状況です。オンラインでの講演会が開催できる体制を整えていきます。
3.多様性を尊重するとともに、合意事項は会員皆で協力して実施する。
 宮城県内の小児科医は皆さん非常に協力的で、一致団結しているのがとてもすばらしいところです。ただ、会員の皆様におかれましては出身大学や職歴、勤務形態もそれぞれ異なり、考え方も様々だと思いますので、少数意見にも耳を傾ける姿勢を心がけます。しかし、協議し決定したことに関しては、まとまって進んでいく所存です。
4.子ども達の利益になることは、地域差がでないように県全体で取り組んでいく。
 宮城県の小児科医は仙台周辺に偏在しており、県北や県南地域では小児科医不足の状況です。また、地域により行政と小児科医との連携の度合いも異なります。仙台で良い取り組みがあれば地方に広げていき、地方で始めた子ども達の利益になることは、地方から仙台を巻き込んでいくようにしたいと思います。各地区の理事の皆さんには、より一層の行政との連携を要望します。
5.仙台市小児科医会との連携を強化し、全県的なことに関しては協力して実行する。
 宮城県小児科医会理事で仙台市小児科医会理事を兼ねる先生も多くいます。兼任理事の負担を軽減するためにも、協力できることは一緒に行い、効率化を図りたいと思います。もちろん、仙台市のみの実務に関わることは仙台市小児科医会に任せます。
皆様の協力なくして宮城県小児科医会は成り立ちません。理事の皆様、会員の皆様、ご協力よろしくお願いいたします。さらに、行政関係の皆様、一般市民の皆様、みんなで協力して宮城県の小児医療をより良い方向に共に進めていきましょう。
Go Together !
                               令和4年6月




 
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